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修行時代に中華街で鑑定を行っていた時に通りすがりのおじさんが、「手をひらにほくろがあるとお金持ちになるんだろう」と突然話しかけられ、自慢げに手のひらにあるほくろを見せてきたことがありました。
その時はまだ修業時代で、ほくろについての知識がなかったので、はにかんだ笑顔を必死に浮かべながら、「そうかもしれませね」と当たり障りのない言葉を返して、なんとかその場をやり過ごしたことを覚えています。
その後も何度か手のひらにあるほくろについて聞かれることがありました。
それらの質問をまとめると、
「手を握った時に隠れるほくろがあるとお金持ちになる」
ということらしいです。
ではその説は本当なのか?解説していきたいと思います。
ほくろは百害あって一利なし
手にほくろがある人は意外と少なく、あっても手の甲や指にある場合がほとんどで、手のひらとなるとさらに少なくなります。
手のひらにほくろがあって握れば隠れる人も実際にいました。
ではその人がお金持ちだったかというと、答えは「NO」です。
それでは逆に、お金持ちの人に手のひらにほくろがある人がいたかというと、同じく答えは「NO」です。
これらの実際の経験がこの説に疑問をもたせ、昔の文献を調べてみましたがほくろ金持ち説を後押しする文献は今のところ見つかっていません。
また、手にほくろが出ている人の話を聞いていると、全ての人ではありませんがほくろが出ている部位の意味に該当するトラブルが起きているケースが多く、ほくろがあることで運気が上がったケースを耳にしたことはありません。
これらの経験から個人的には手のひらにほくろがあってもお金持ちにはなれない。むしろマイナスの出来事が起きる可能性がある。と考えています。
まだ調査段階ではありますので、今後もほくろについては研究していきたいと思います。
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